江ノ島まで44kmサイクリング、2014年最後の締めは江ノ島でイングレス!




※写真は昨年最後の夕日、2014年日没の瞬間です(初日の出ではありません)



 あけましておめでとうございます! 今年始めのブログは、大晦日に江ノ島まで44キロサイクリングしたお話を。今年最後の夕日を江ノ島で見よう! ついでに、江島神社で御朱印をもらってこよう! 体脂肪が上がり気味なので、ダイエット&トレーニングを兼ねて。ついでに、マイブームのスマホゲーム「イングレス」のTrekkerで距離も稼げるもしれない(※)。そう思って、出かけてきた。そのご報告をしたいと思う。




 ※上の歩いているマークのメダルがTrekker

 昨年一年の締め、というと、やはりイングレス抜きでは語れない。昨年は石巻市でイングレスというゲームを教えてもらって、始めさせてもらった。石巻から関東に戻ってからも、イングレス三昧、・・・いや、というか、実を言うと、初めはさっぱりやり方がわからなくて、わからないからつまらくて放置していた。楽しい、と感じられるようになったのは、意を決して、東京レジスタンス(Ingress Resistance Tokyo, Japan)に参加して、HO(地域別のハングアウト)に入ってからだ。一気に、ゲームを理解して、出会いも広がって、世界が音を立てるようにがらりと変わっていった。自分を含め、多くの笑顔に出会う年となった。ありがとう、イングレス!

 ということで、記念すべきイングレスとの出会いの年の最後に、イングレスを楽しみながら、江ノ島をハックしてこよう! 出発前は770キロメートル。ちなみにTrekkerメダルは今はゴールド、プラチナを目指しているところだ。


(※)Trekker  歩いた距離の多さでもらえるメダル。確か、イングレスの年末イベント、「ダルサナ」のアフターパーティーで、新しいメダル紹介の際に、「車はダメだけど、自転車はどうかな?」という含みのある言い方をされていたので、この機会に試してみたというわけだ。





 出発地点は「大和市役所」。ここから江ノ島まで22キロメートル。歩くと4時間半だが、自転車だと2時間くらい ・・・のはず。10時に出発、12時着で、現地で江ノ島ミッション(※)をして、しらす丼を食べて帰ってこようという算段。


 (※)ミッションMISSION  イングレスゲームのお題のコース。指定ポータルをハックしたり、自陣営のフィールドを作ったりする。クリアすると、ミッションを終えた証しのメダルがもらえる。訪れた土地土地でミッションを行うと、効率よく名所を回れるし、より楽しい散歩ができる。(密かに、ダイエットにもいいらしい)

 

 大和駅を過ぎて、小田急線線路沿いを走る。


 懐かしい桜ヶ丘あたり。桜並木の道を行く。


 高座渋谷あたり。写真上、ジャスコはイオンに変わっていた(当然なのか)。ジャスコに友人が就職して、よく遊びに行った。



 こちらは、よく通学路に利用した交差点真横の交番。なんと解体中だった。交番後ろの建物も全て解体され、土地は更地になっていた。この辺り、飲食店街にお好み屋さんがあって、よく姉と母と行ったものだ。雑貨屋もあった。学校帰りに立ち寄ったものだが。変わり果てた姿に感慨。



 核兵器廃絶平和宣言都市、が現れた。藤沢市に突入だ。


 
 こちらも懐かしいドーム型の湘南文化センター。このドームが見えると湘南台公園はすぐだった。幼い頃、友人と自転車で遊びに行ったものだ。




 六会あたり。畑が多くなってきた。



  藤沢市街地が近い。途中で、知り合いから連絡が入り、年賀状を急遽追加で書く事になり、郵便局へ走る。もろもろで大幅にタイムテーブルが遅れる。気が付くと13時過ぎてる?!
  大急ぎで自転車を走らせ、ふと、そういえばTrekkerは?!と、見ると、なんと770キロメートルのままだった。あらら・・・ どうしたものか。やっぱ自転車はダメなんだな。もしかして、ゆっくり走ったらいけるんだろうか。と、試しにノロノロ運転をしてみる。


 
 ・・・と、わずかに動いた! 771キロ・・ 772キロ・・・

 わぁーイライラしてダメだ。おまけにサイクリングしている意味がなかった。ウォーキングで来れば良かった。今日は時間がないので、Trekkerは諦めて、普通に走って江ノ島に向かうことにした。






 白旗に到着。この辺りは、東海道五十三次の6番目の宿場、かつて藤沢宿と呼ばれたところ。その藤沢宿沿いに建っている神社が白旗神社だ。ついでにお参りをしていこう! ちなみに、白旗神社は江戸時代のもっと以前、鎌倉時代が起源。源義経所縁である。正確に言うと、義経の生首の・・・ 



 12世紀後半、源頼朝は義経を追い詰め自害させた。義経と弁慶の首は奥州より鎌倉に送られた。伝承では、恐ろしいことに、首実検されていた義経と弁慶の首が夜のうちにこの地の神社に飛んできたのだという。それを知った頼朝は、祟りを恐れて、その神社に義経をご祭神として祀るようにした。それが後に白旗神社と呼ばれるようになった。







 白旗神社で御朱印を頂いてご満悦。御朱印帳はイングレスイベントで購入したものである。一冊ずつ作家さんの手作りの品だ。その大切な御朱印帳に、書き込まれた朱印を見てうっとりする。なんと美しい。
 ここで、はっと気が付くと、なんとアイフォンの画面に白いラインが・・ ゴミかと思って懸命に払っても取れない! げっ、割れてる。



 
 アイフォン5S用のMINOURA(ミノウラ) スマートフォンホルダー(自転車ホルダー)にアイフォン6プラスを無理やり刺していたのである。全部入らないから、アイフォンの下の方だけ2センチくらいを無理やり。その圧迫のせいなのか、それとも確か1回くらい落としかけた(自転車のフレームにぶつかった)、あの時かもしれない・・・ 気がつかぬ間に、画面のガラスにヒビが入って見るも無残な姿になっていた!

 ここで一気にテンションが落ちる。
  白旗神社の御朱印ももらったし、藤沢のミッションをクリアして帰ろうか、と思いかける。


 だが、初志貫徹。江ノ島まで行かないと、と思い直して、何とか気持ちを上げて、ペダルを必死に漕ぎ始めた。うぬぬ、気持ちが上がらないので、ペダルも重い。。負けるものか。







 白旗神社がある白旗交差点から藤沢橋までがかつて藤沢宿と呼ばれたメインの通りである。その藤沢宿跡地をどんどん走る。古い蔵や金物屋がある。なかなかいい風情だ。ふと、義経の首を洗った井戸というものが現れる。ほんと藤沢は義経の生首で有名な土地なんだな・・と実感。







 やっと境川を越えた。




 江ノ電が現れる。その真ん前が、龍口寺だ。ここ、わたくし好きなお寺なので、時間おしおしの14時過ぎているが寄って行く事にする。






 龍口寺は、日蓮聖人の「龍ノ口法難」が起源。13世紀、日本は内乱や飢餓や疫病が蔓延り、ちょっとした世紀末状態。その混乱ぶりを憂いた日蓮聖人が幕府に自身の著書を以て進言したところ、幕府は政策の中傷だ、と怒って日蓮を逮捕。日蓮聖人は斬首の刑となった。
 ところが、処刑の直前に「江ノ島の方より満月のような光が飛び来たって」、龍ノ口処刑場での斬首の刑は中止となった。こんなことは初めてだった。日蓮聖人は危機一髪で命を救われた。突然飛び来た閃光は、龍のようにも見えたという。






 それが所謂「龍ノ口法難」伝説だ。日蓮聖人の神に愛されている、もしくは神がかり的な強運をしみじみと感じながら、こちらでも御朱印を頂く。イケメンのお坊さん、袈裟姿が渋い。綺麗に書いてくれるものだ。




 鐘を打つ。腹まで響くナイスな音色に驚かされた。うん、神社もいいけど、お寺の静謐さ、無常観もたまらない。

 境内はお正月の準備で大忙しだった。

 龍口寺を出ると、江ノ電がちょうど良く現れる。車と衝突しそうになって、ものすごい大きな警笛を鳴らしながら走り去っていった。あるんだなぁ、そんなこと。






 そうこうしているうちに、道の先に江ノ島が見えた! やっと現れたか。途中でやめなくてよかった。さて、ここからがミッション。本番だった。うん、何時間オーバー? 予定より。おしおしなので、しらす丼を食べる時間がない。しらすコロッケを食べて、空腹を癒す。





 江島神社入口の鳥居。ここから参道だ。まだ年も明けていないのに、大人気。混み混みの中、自転車を引いて(ちと迷惑がられた)江島神社へ向かっていく。



 江島神社は日本三大弁財天。田寸津比賣命を祀る「辺津宮」、 市寸島比賣命を祀る「中津宮」、多紀理比賣命を祀る「奥津宮」の三社からなる。

 三社の三女神を江島大神という。古くは江島明神(えのしまみょうじん)と呼ばれていたが、仏教との習合によって、弁財天女とされ、江島弁財天として信仰されるようになり、 海の神、水の神の他に、幸福・財宝を招き、芸道上達の功徳を持つ神として、今日まで尊ばれてきた。福岡の宗像大社や、広島の厳島神社と御同神だそうだ。(※)

 (※)文章は江島神社公式サイトより

 一番下の(鳥居に近い)神社が「辺津宮」、こちらが一番人気。




 こちらが「中津宮」。



 イチョウの御神木。「むすびの樹」と呼ばれて、恋人たちの御札がたくさんかけられている。景観のいい、眺望スポットでもある。



 銭洗白龍王。こちらも大人気。

 

 江ノ島を登って、奥津宮までやってきた。眺めいい!海綺麗!だけど、お腹がすいて死にそう。ミッションは、あとポータルハックひとつだ!












 江ノ島の最西端から富士山が見えた。(写真上の右あたりうっすらと写っている)欧米人の団体が喜んで、富士をバックに写真を撮っていた。海を見て、ついに果てて、食堂に入る。江ノ島丼を注文してから最後の一つのポータル目指して、龍恋の鐘へ。恋人同士が永遠の愛を誓って、二人で鐘を鳴らすスポットである。レジスタンスのマークっぽい鍵がたくさんある。ちょっと違うかな。あの鍵は、未来の扉を開ける鍵。どちらに転ぶかはレジスタンス(の抵抗、もしくは成長)次第。キーマンはレジスタンスである、って意味なのかな。誰か知っている方、いるだろうか。

 





 ここで夕焼けを見て、ミッション終了!!お疲れまでした。
 




 江ノ島丼!!待っていたよ~!

 シャキシャキしたサザエがふんだんに入っていて、美味しい~

 (ん? いつもの間にしらす丼から江ノ島丼に。いや、しらすはお腹が冷えそうだから・・)

 


 御馳走様でした。一年の最後の夕日を無事江ノ島で拝むことができた。年の最後のイングレスも楽しかった! 昨年はいろんな出会いあり、本当にいい年となった! 皆様ありがとうございました! 




 最後に、そうそう、これを忘れずに。江島神社の御朱印だ。



 あとは自宅までまた22キロサイクリングだ! うん、充実した大晦日だったな。年明けの初ハックはどうしようか。(まだ決まっていない) あそこへ行こうか、などと「初詣で」ならぬ、「ハック詣で」に思いを巡らせながら、最後のサイクリングを楽しませて頂いた。


 恐らくイングレスというゲームをしていなかったら、44キロもサイクリングをしていないだろう。そういえば先日も鐘ヶ岳までサイクリングしたっけ。今では、もしも突然大地震が来て電車が止まっても、東京から神奈川まで楽勝で歩いて帰れるだろうな、と思っている。健康になった!

 自身の健康に不安のある方にはオススメのゲームだ。ぜひイングレスでみんな楽しんでいただきたい。

 そんなこんなで、充実した2014年の締め、なんか最後の最後に慌ただしくなってしまって、この記事も朝方大急ぎで書いたので、誤字脱字がいろいろあるかも知れぬ、申し訳ない。こんな私ですが皆様今年もよろしくお願いします!

 今年も良い年にしましょうね!